福島クライミング・バカ通信 初号
「小赤壁は遠かった」の巻
2008年4月12日(日)
堤(記録)・日置・坂地
少し曇り空の朝、私は坂地さんより譲り受けたザックを担ぐと集合場所の天王寺へと向かった。朝8:00、そこには何故か日置さんの姿が!!。「あれ〜今日はアイゼンと違いましたっけ?」と開口一番の私。どうやら御本人も良く分からない様で、到着した坂地さんも異口同音に同じ問いかけ。しかも同行するはずの“(元)女王”本多さんは未だ出立せずで、やはり酒宴の席では山行計画をたてるのは良くないとの結論に達したのだが、暗雲立ち込めるクライミングを予感させるスタートではあった。

無事到着。パーキングも空いており、桜の花も美しく、しばし景色を楽しむと取り付きへと向かった。向かうはB岩の“ABC”と“河童の涙”。トポによると5.9と5.10aとのグレード。しかしどう見てもこんなグレードには見えない。そういえば前回の時、須磨労山の根津さん率いる一行も簡単には登ってなかったなあ〜と思いながらもトライすることにした。準備をしようと各自ザックを広げるとなんと日置さんのザックにハーネスが無い事が発覚!朝の予感は間違ってはいなかったと確信した私ではあったが、そこはさすがの日置さん。スリングを巧みに使い即席のハーネスを作ってしまった。とはいえ少々SMチックなところに難があると言えなくも無い。
一番手は坂地さん。“ABC”を攻めることに。坂地さんが登れるのは当然だが、私の方はリードであったということもあるが、ほとんど歯が立たない状態。難しい。特にテラスを越えてからの上部はまったくダメであった。ここで私は唯一の得意技である“変身!必殺エイド・クライマー!!”を出し、どうにか終了点にたどり着いたのである。続いての“河童の涙”は上部のみ、まともに登れるというありさま。やはり本物の岩場の難しさを味わう結果となった。

そして、いよいよ本日の核心である“播州レイバック”5.10cへと向かった。前回根津さん一行の女性勢が苦戦しているの見ている私は内心ビビリながらもトライすることにした。結果はこれを読んで頂いてる皆さんのご想像どうりで、1ピンはどうにか行けたが2ピン目はなかなかクリップすることが出来ず、核心部では得意技を投入するはめに。簡単な上部でさえパンプした腕のため、腰が引けるという情けない結果となった。別パーティの女性による見事なクライミングの後、2ndトライ。2トライ目はこの日最も悲惨な結果で、3ピンから4ピンの間で足を滑らせてしまい、右腕は傷だらけに。この為核心部手前にて、敗退してしまった。

この日のクライミングはこれにて終了となり、クライミング・バカの1日は終わりと思いきや、ハゲ頭の保護の為に巻いている手ぬぐいの為、頭と顔の色が日焼けで変わり、翌日会社では上司や同僚、後輩達から「その顔どうしたん?」「その手何?」と矢継ぎ早に質問され、いちいち答える度に、呆れ顔されるや眉間に皺を寄せられるなど、クライミングとはかくも厳しいものであったとの思いを改めてした。いずれにせよ小赤壁はいろいろな意味で遠かったのである。クソ〜!トポのグレードなんて信用するもんか〜!!(←まあ〜主観の問題やからby日置氏)
(堤)
